徳島 派遣ナース

夜勤で初めてステルベンにあたったときのこと

1年目の時の話ですが、夜勤を7月から入り始めて2か月たった9月ごろのことです。その日の深夜勤は10年目の先輩と2年目の先輩と私の3人で担当していました。

 

頼りにしていた10年目の先輩が申し送りが始まったころから顔色が悪く体調が悪そうだったのですが、申し送りが終わった途端限界になったようで倒れてしまいました。

 

深夜だったのですが2人で、しかも1年目と2年目の看護師だったので代わりができる人は限られており、準夜勤の先輩が色んなスタッフに電話してくれてようやく代わりの人が見つかったのですが頑張っても40分以上かかるとのことでそれまでは準夜勤の方が残って一緒に夜勤をしてくださいました。

 

代わりの先輩が到着して準夜勤の方が帰った途端に、ある患者さんの酸素飽和度が下がって心拍数も血圧も低下し始めました。

 

すぐ当直医に報告したのですが直後にVTになり、胸骨圧迫と除細動をかけましたが戻らず、当直の先生が挿管を試みましたがかなり首が短く太っている方だったので挿管が難しくミニトラックで気道確保してみましたが間に合わず、家族の方に確認し、それ以上は積極的な治療は望まれなかったのでお亡くなりになりました。

 

日勤までは普通にお話しされていた方が頑張って救命を試みたにもかかわらず亡くなってしまったのでかなりショックでした。

 

血が通っていないとこんなにも人相が変わってしまうのかと驚き、ちょっと怖くなりましたが、先輩が「この方もすごく頑張られたと思う。

 

キレイにしてお家に帰って頂こうね。」と声をかけてくれたのでいつも通りにその方を尊重して丁寧に看護すればいいのだと思い、丁寧に体を拭いてお化粧をしました。

 

私は霊感がないので見えないと思うのですが内心自分の家についてこられてはちょっと困るなと思ったので心の中で「本当にお疲れ様でした。家族の方が待っておられるので早くお家に帰って休んでくださいね。」と患者さんに声をかけました。

 

それからステルベンにあたったときは必ずそういう言うようにしています。